沢登りブログ

moguの沢登り体験記
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奥秩父・入川中小屋沢ヒダナ沢

※遡行日:2011年5月14(土)〜15(日)
※遡行場所:入川中小屋沢ヒダナ沢※2万5千地形図:中津峡・雁坂峠
※メンバー: さわね5名、mogu
温泉 大滝温泉



5/14 晴れ
※ルート: 自宅〜(車)〜西武秩父駅8:00〜(車)〜秩父湖P〜入川渓谷夕暮キャンプ場P 9:15/9:30〜(登山道)〜赤沢谷出合い10:40/10:45〜(入川遡行)〜中小屋沢出合13:05/13:30〜ヒダナ沢出合14:10〜(ヒダナ沢遡行)〜1185m付近テント場17:30

5月の連休明け、めずらしく週末天気が良いそれも乾いた高気圧ということで風薫る5月と言う言葉がぴったりの天気の中、さわねの山行で奥秩父のヒダナ沢に行って来た。自宅から車で出発、待ち合わせの西武秩父駅まで2時間30分程で到着思っていたよりも近い感じだ。秩父駅で西嶋さんと高貫さんを乗せて秩父湖でMさんとゲストのSさんと待ち合わせて入川観光釣り場の駐車場に向かう。駐車場には高橋さんが待っていて今日の遡行は総勢6人、入渓場所の赤沢谷出合までは気持ちの良い登山道を歩く、所々に古い軌道跡が残っていて昔はトロッコが走っていたのかな?親子連れの釣り師さんも歩いていた。赤谷出合いで登山道と別れ入川沿いの右岸を歩く、今は廃道になっている登山道で10分ほど歩いたら道が無くなっていたのでいよいよ入川本流を遡行する。

出発
入川夕暮れキャンプ場を出発、駐車代金2日で¥1000なり

赤谷出合い
50分歩いて赤沢谷出合いに到着、登山道は十文字峠に続いているのね。

入渓
入川本流遡行開始

一昨日雨が降ったので水量が多く徒渉は膝上や場所により腰まで浸かる、本流の流れは見た目穏やかに見えても流心は強く早いので油断できない。私と高貫さんは男性陣にフォローして貰い、時にはスクラム徒渉しながらなんとか進んで行き中小屋沢出合いに着きました。久々の本格的な徒渉は恐かった〜出合いでやっとお昼。

徒渉
助けて貰いながら徒渉する、みなさんありがとう

巻く
徒渉出来ないところは小さく巻く

懸垂
懸垂で沢に下りる

胸まで浸かる
時には胸まで浸かる、本流の徒渉は大変です

出合い
中小屋沢出合いにやっと着いた

出合いには大きな滝が掛かっている、この滝は登れないので左岸を高巻く。高巻きのルート取りも大変、40分ほど高巻いて下に中小屋沢とヒダナ沢の二俣が見えたので下降点を探して下り無事に二俣に下りられた。計画ではこの中小屋沢を翌日下降する予定でしたが本流遡行の大変さにこの時点で私の心の中では無理だなと思っていた。

出合いの滝
出合いに掛かっている立派な滝、右の尾根を高巻く(写真@さわね)

やっとの事でヒダナ沢に入りナメの小滝群を越えて行くと、上部が屈曲していて全容がわからない大きな滝が出てきた。とうてい登れないので巻きのルートを探すが、右の方はルンゼ状になっていて倒木が掛かりグズグス左は岩稜帯。高橋さんが左側を偵察に行き無理だと判断、結局滝の右側をMさんリードで登りいったんピッチを切り、そこから滝上にトラバースぎみに登り、滝上には懸垂下降で下りた。なかなかシビアな高巻きで恐かった、こういうグズグスの高巻きは最初に登った方がいい、後になればなるほど足元が滑って大変なのです。ちなみに私は5番目に登り足場がグズグスだった。

ヒダナ沢入渓
ヒダナ沢を遡行、ナメの小滝を越えて行くと

大滝
何段有るか下からでは判らない大滝が出てきた。ここは右側を巻く

この大滝のあと多段のナメ滝を越えて登って行くと2段5m程の滝が出てきた、下段はなんとか登れたが上段は右側を小さく巻こうと思ったら滑って落ちた。高橋さんと西嶋さんが右から巻こうとしても難しく、ここは小柄な高貫さんがトップでへつりで突破、ロープを出してMさんを確保、Mさんが後続のビレーを変わって私達が登った。ここも結構大変でした。

小滝
大滝のうえも結構難しい小滝が出てくる

ロープ
2段4m程の滝は小さいけど登れない、右壁をロープを出して貰いへつりぎみに越える。

もう時間も押し迫っていたので泊まり場を探しながら登って行き、もう足が動かないしお腹も空いてきたよと言うところで、なんとか1185m付近にテントが張れる場所を見つけやっと重い荷物を下ろすことが出来ました。この時期は日が長いのがありがたい、みんなで手分けして薪集めやテントの設営をする。そして恒例の乾杯〜食当は高貫さんで今日のメニーは牛丼、とても美味しくいただきました。


焚き火を熾して乾杯〜

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5/15 晴れ
※ルート: テント場7:30〜H1640二俣10:10/10:20〜左又〜H11820m支尾根11:05/11:25〜登山道11:55/12:30〜川又15:15

今日も良い天気、夜中少し寒かったが快適に眠れました。そして空気が乾いていたせいかテントに夜露も着いていなく外に干しておいた靴下も乾いていた。お茶を飲みながら朝食を食べて出発の準備、いつも濡れた靴下を履くときは勇気が要るのだけど今回は乾いていたので助かった。泊まった場所のすぐ上がゴルジュで一本枝沢が入っている、沢は右に曲がっていてゴルジュの中には3.4.3mの小滝が続いていて少し滑りやすそうだけど、高貫さん先頭で登って行くので私も後に続いて登る。

ゴルジュ
泊まり場上のゴルジュを越える

ゴルジュの上は広河原になっていて本当はここが泊まり場の予定だったけど、余りよい場所が無く昨日泊まったところが一番良かったねとみんなと話す。広河原を過ぎると谷が雪崩の後か土砂で埋まっていて少し雪渓が残っていた、どおりで水が冷たいはずです。

広河原
広河原のゴーロ帯を登って行く

ナメ滝
谷が埋まっている、下は滑床なのかもしれない

5m程の幅広の滝を越して行くとだんだんと谷が狭くなりゴルジュというよりはV字谷の渓相になって来た。巾は狭く滝もたくさん有りましたがどれも簡単に越していける。夢中で登って行くとH1630m付近で二俣、本流は右らしいが左のほうが谷は開けている。地形図を見て登山道に出る最短の左又を登って行くと、何時しか沢形が消え詰めになって来た。

滝
ゴルジュとV字谷、どの滝も階段状で簡単に登れる

二俣
二俣、左又に掛かる滝を登るとナメ滝が出てきた

源頭
何時しか水も涸れて源頭に

左寄りに登って行きヤブ漕ぎ無しで尾根に出ることが出来た、一休みしてからトラバース気味に歩いて雁坂峠からの登山道を目指しますが、なんと薄い踏み跡が付いていてすんなりと登山道に出ることが出来てみんな拍子抜けしていた。その踏み跡を誰が付けたのが不思議に思い、獣道かなとか、山仕事の人かなとか、いやいやきっと藪山専門の人たちだよ、なんてそれぞれに勝手なことをいいながら歩いていた。

尾根に登る
尾根に登る

登山道に出た
登山道に出ました

この登山道を川又まで下っていくのですが途中には立派な樺避難小屋があった、中をのぞいたらストーブもありとても綺麗だった。さらに進んで行くと周囲の森は東大演習林になっているらしくいろいろな標識が掛かっている。登山道は歩きやすかったけど川又までが長かった〜やっとの事で車道に出て少し歩いて川又に到着。ここに荷物を置いて入川夕暮キャンプ場に車を取りに行った。

避難小屋
立派な樺避難小屋

久しぶりに泊まり装備を背負っての遡行はは大変だったけど、天気も良く新緑が綺麗なこの時期に遡行できて楽しかった。ヒダナ沢はあまり遡行する人は居ないみたいですが、下流部はナメ滝が多く上部は今まで見たことの無い渓相で面白い沢でした。
(写真提供 SEKIGUCHIさん)
奥秩父 | permalink | comments(4) | -

この記事に対するコメント

いっきさん、こんにちは〜♪
水は気持ち良いけど恐い事もありなかなか大変ですが、真夏にはやっぱり沢ですよ〜

沢の中で泊まったことはないですか?
mogu | 2011/06/04 7:35 AM
こんばんは ご無沙汰です。

気持ち良さそうですけど 大変そうですね。
今年は冷房が使えないから 水遊び沢山
したいですね。 
しかし 泊まり装備での沢は自分には無理だな。
いっき | 2011/06/02 6:33 PM
teelさん、一番乗りありがとうございます。そうなんですハマると抜け出せません(笑)
沢登りは登山の中でも原始的な登山かも知れませんねぇ、サバイバル技術が付きます。

そうそう、顔振峠は新緑のお花が咲く早春がお薦めですよ(^^)
mogu | 2011/05/31 8:13 AM
一番乗り〜!!
Homeにでる前にやってきました〜

沢って全然知らない世界ですが、写真見るだけでスゴイですねぇ
大きいザック背負って水の中をジャブジャブ登っていく・・・・
日が暮れると焚き火囲んで・・・・
殆ど野人の世界のよう(笑)

でも、こういう過激なのって嵌ると楽しいんだろうなぁ
みんなそんな顔してます
面白かった!!

teel | 2011/05/30 9:56 AM
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