沢登りブログ

moguの沢登り体験記
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机上講習(読図と遡行図)

ダイヤ 机上講習

二回目の机上講習、今回はこれからの沢登りでとても大事な地形図の事を勉強するので必ず出席するようにと言われていたので8期14人全員出席しての講習となりました。まずはじめに4月からは各自遡行図を書いて提出するようにとのこと、基本的に遡行図は自分の記録のために書くものだが、人のを見ることによって勉強になる。

遡行技術
滝・淵・廊下と多様に変化する谷を安全かつ快適に遡行するためには、オールラウンドの技術が必要、各々の基礎技術を知ってそれらを色々な場面で素早く応用し利用出来るようになることが大切。

1、読図・遡行図を書く
※読図
読図とは・・・国土地理院の2万5千分の1の地形図を見ながら遡行する。
地図にはこれから先にはどんな滝が有るか?沢が2つに分かれているか?詰めはヤブこぎか?色々と地図上から読み取る事。
等高線が密だと必ずそこには滝が有り、等高線が密で本流に向かって落ちている沢の出合いには滝があるとか、等高線が狭まっているところはゴルジュになっている、反対に広くなっている所は河原とか、遡行する前に地形図からあらかじめ予想して読み取ることが出来る。

地図

まずは沢に行く前に地形図に水線と枝沢、50mことに標高と磁北線を入れる。
(この頃細かな字が見えにくくなり、拡大した地図を別に持っていってます)
地図の折り方、これは携帯しやすいように汚さないように折る。
(文章では説明できないので検索で探してね)
地図はビニールなどに入れて、常に取り出しやすい所に入れておく。
(すぐに出せないと結局見ないことになる)

※遡行図を書く
遡行図・記録を取る意味
*メモ(遡行図)と地形図を照らし合わせる事によって現在地を把握できる。
*あとで形として残る(何処の沢を遡ったか判らないでは沢登り失格)
*自分の軌跡になる
*沢の地形、沢登り用語、遡行図記号を覚える
*セルフレスキュー、事故があった時の撤退ルートの判断材料になる。

遡行図はその日の沢の状況、滝の登り方によっても違ってくるので書く人なりに統一されていれば良い。遡行図を書くことにより目一杯回りを見るようになる(いまは足元ばかりみて歩いている・・・)

*記録用具---メモは防水紙・鉛筆が良い。
*沢の様子をメモ用紙にメモして帰ってから整理して遡行図を作る。遡行図はこまめに書くようにし、ポイントで時間も記録しておく。

行動中の遡行図の取り方
*略号・略字で簡単に記入するように心がける
*滝の高さが2m以上のものをメモし、2m未満は小滝とみなす。ナメは5m以上のものを記録する。滝の高さは落ち口から水面まで。
*滝の高さやナメの長さはその人の目測で個人差がある。
(普通は人の身長からとかロープの長さで大体の見当を付ける)
*顕著な形の滝(チョックストーン滝・垂直の滝・二条の滝・二段の滝など)はその形態を記入する。
*淵やトロ、雪渓等はその形状を記入。
*水量比は枝沢の分岐が顕著なもののみ付ける。水量比は必ず左対右で書く。
*その他、大岩、ガレ、倒木、植生など回りの形状、形態についても記入する

行動中メモした遡行図を出来るだけ早く清書すること、また作成するときは2万5千分の1の地形図を併用しながら作る

沢の地形・沢用語⇒参考ページ「遡行図」

遡行技術

※沢登りの技術は、多くの経験と勘で養われる。

1、オーダー
トップはサブリーダー、ラストはチーフリーダー、その間に初心者や他リメンバー。沢登りでは登山と違って隊列をくんで歩くことは無いので、メンバーは常に前後のメンバーを確認し、メンバーの姿をまって行動すること。
2、河原歩き河原歩きが沢登りの第一歩。
道のない河原歩きは不慣れだと意外に体力を消耗するので、常に先を見て(いつも足元だけ)、何処を歩くのが最も良いか判断しながら(全然考えてない)体力を温存するように歩くのがコツ。そのためには歩幅を小さめにして(歩幅大きめ)、同じような高さの石の上に体をバランス良く保ちつつ置いていき(大きく足を上げたりして歩いている)、上体を崩さないようにし(ふらつく)足首、ひざ、腰のクッションでリズミカルに歩くようにする。(まだまだ無駄な歩き方をしているなぁ〜)
3、ゴーロ歩き
パーティーのトップは前方に注意を払い、最もロスの少ない方へパーティーを先導する。このコース選びが重要。
4、徒渉
沢を渡る事を徒渉という、膝下くらいまでの徒渉であればなるべく水流が穏やかで浅いところ選んで渡る。
膝上から腰くらいまでの水勢が強い場合は徒渉点の選定が重要、場合によっては高巻く。水が腰から腹にまで来るような徒渉は困難で危険。こういう場合の通過はやはり多くの経験と勘が必要になる。
5、へつり
水面近くをトラバースすることを「へつり」という。
へつりでは体勢が不安定でスタンスが見にくく、落ちるのではないかという恐怖心からついつい上に行きがちになるが、降りるに降りられなくなる場合があり危険の度合いが高くなる。へつりでは意識して水面近くや水面下のスタンスを探すようにすること。
6、泳ぎ
泳ぎでの事故が多いので、泳がなければならない場合ではトップは必ずザイルをつけて泳ぐ事。
7、滝登り
滝登りの基本は「登れる滝は登り、登れそうでない滝は高巻く」、その判断はまず第一に滝になるべく近づいてみること。滝は遠くから見ると傾斜が急に見えることが有るよくよく見ると登れるルートを見いだせるもの、滝下でルートをを目で追い頭で想像しながら最後までルートを繋いでみる。

あそこまで行ったら何とかなるでは途中で行き詰まってしまう。ルートを見いだせない場合は速やかに高巻く。滝に近づく前に周りを見て色々な高巻きルートを頭に入れながら滝に近づくとよい。登り方はホールドとなる岩やブッシュをチェックし、三点確保で登る。滝をのぼるり切る直前は気がゆるみがちにになるので、必ず安全な場所まで行ってから気をゆるめること。
8、高巻き
高巻きは通過困難な場所や危険な場所を迂回するため、通常危険が少ないと思われがちだが、巻く分だけ滑落距離も長くなり落ちたら致命的な場合が多い。高巻きは沢登りの最も基本的な技術で、巻の良し悪しで遡行者の腕か決まるものらしい。高巻きルート選択の原則は「出来るだけ小さく低く巻くこと」もちろん、パーティー全員が登れる所を選ぶ。高巻き中、木は大丈夫か確認する事と谷側の木には寄りかからない。
9、ヤブ漕ぎ
ヤブ漕ぎは体力と根気の勝負でただ忍の一字、ヤブ漕ぎはヤブにあまりさからずかき分けるように直に進むと良い(まだ本格的なヤブ漕ぎ無し)
10、ガレ場登り
ガレ場の怖さは崩壊による落石。ガレ場は危険なことが多いので速やかにブッシュに逃げるのがよいが。登る場合は落石を起こさないように注意し身体の重心を確実に足にのせリズムをとりながら一歩一歩確実に登る。パーティーで登る場合は前の人と離れないでくっついて登る、スピードがついた落石は何処に飛んでいくか予想が出来ない。
11、雪渓処理
雪渓の処理は沢登りの中では、もっとも厄介で難しいもの。これほど多くの経験と勘が必要とされるものは無い。判断を誤ると大事故に繋がる。
12、草付き処理
雪の多い山域では草付きは付きもの、特に泥混じりの草付きは意外と難しい(まだ経験無し)
草は束ねて根元を押しつけるように持ち、引っ張らないようにする。足は草の根元のふくらんだ部分と泥との接点に置く。草に直接置くとあっけなく滑る。
13、落石対策
落石に気がついたら「ラク〜!!ラク〜!!」と大声で他の人に伝える。落石の危険地帯では1人ずつ登るか、傾斜の緩いところではなるべく前の人にくっついて登るようにする。
14、ルートファインディング
沢登りは道なき道を行くので登攀ルートを見いだすルートファインディングの技術はとても重要な技術でこれも多くの経験を積むことによって得ることが出来る。ガイドブックに従った登り方をしていたのではまったく身に付けることが出来ない。滝を登るルートファインディング、高巻きのルートファインディング、雪渓のルートファインディングヤブ漕ぎのルートファインディング、稜線のルートファインディング等々が出来るようになれば、どんな沢にも行けるようになれる。
15、懸垂下降
懸垂下降は沢登りの技術の中では簡単で使用頻度が高い技術だが、同時に最も危険な技術なので確実に覚えるようにする。まだ懸垂下降では支点が最も重要。
16、確保
自己確保(セルフビレイ)確保(ビレイ)中間支点(ランニングビレー)が有る。
確保の原則は「安全確実な支点から器具をもちいて確保する」事だが、沢登りの場合安全確実な支点を得られることはあまりない。セカンドの確保は肩がらみが多くなり、これも何度も繰り返し実地で練習すること。
17、沢での意思疎通
沢の中では滝の音などで声がかき消されるので呼び子による意思疎通をする。

テキストから抜粋しましたが、沢登りをするにはこれだけの技術力がいるのかと今さらながら驚いています。まだまだ経験していないことがたくさんありますが、これから実践で経験していくことでしょう。

生活技術
これは泊まりの沢で必要な技術、たとへば露営地の選定、焚き火の起こし方、増水した場合の逃げ道、食糧計画、後始末などなどがあり、これはこれから実践で習ったことを書いて行きたいと思います。


※------------------- 〔moguのひとり言〕 --------------------------※


今回の机上講習は実践にそくした講習で、地図の書き方やたくさんの遡行技術が有ることを教えて貰った、いままではただ付いて歩くだけだったのでこれからは自分の目でルートの選択、ルートファインディングしてみよう、みようと行っても勝手に歩くのではなくて、想像してみると言うことですよ。

頭で考えているよりも実践が一番。
4月からは遡行図も書くので忙しくなるな〜まぁせっかくだから遡行図もここに載せてみようと思うけど・・・絵の才能は幼稚園児時代から進歩ないからちゃんと判るように書けるか心配だわ。
机上講習 | permalink | comments(4) | -

この記事に対するコメント

gollyちゃんへ・・・・思いつきと感とは卒業しました〜と言いたいところだけど、性分はなかなか直りません(^^;

なので教室に入ってまじめに勉強してますのよ。
mogu | 2007/04/08 10:58 PM
登山界にもGPSが横行する昨今、確かに便利だけど機械に頼ってしまうのはどうかと思います(~_~;)
山地図とコンパスを使っての読図と観天望気の技術があれば鬼に金棒ですね(^_-)-☆
ガンバルmoguちゃんはエライ!

しかし、思いつきと勘だけで行動してたmoguっぺは何処へ行ったのでしょう(^_^)/~
golly | 2007/04/05 10:05 PM
MINMINさん、おはよう

今月から遡行図を書いて提出するのですよ・・・メモを取る習慣が無いのでまずそこから慣れないとダメですね。

沢登り専門の登山学校ですね。学校なのでのんびり遡行は無理ですねぇ(笑)初級コースなので1年ではまだまだ自立できないです、まずは体力付けだそうですよ・・・(^^;
mogu | 2007/04/05 9:08 AM
とっても勉強になりました!
遡行図って、絵の下手な自分は最初から諦めている次第(苦笑)本当に登山学校って感じですね。

この1年を終えれば、自立した沢登りができそうかなあ?自分は、どうも勝手に歩きたい方なので、ずっと教室だとなんか気分的に辛そうだなあって思ってます。moguさんの飛躍をとっても楽しみにしてます。
MINMIN | 2007/04/04 7:03 PM
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