沢登りブログ

moguの沢登り体験記
※コメント欄はスパムが多いため『認承制』とさせて頂いております。
<< May 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 奥多摩・峰谷川坊主谷 | main | 鈴鹿・神崎川上流 >>

大菩薩・丹波川泉水谷小室谷

※遡行日: 2008・4/26(土)曇りのち雨
※2万5千地形図:丹波・柳沢峠・大菩薩峠
※遡行場所:大菩薩・丹波川泉水谷小室谷
※メンバー: 塾長、アシストMaruさん、Isiさん、Yamaさん Itoさん、mogu
※ルート:鳩ノ巣駅〜小菅某所(テント仮眠)
三条新橋P 6:40〜(徒歩)〜小室川谷入り口7:00〜小室川出合入渓7:05〜(遡行)〜S字峡8:40入/9:40出〜小室の淵〜雨乞いの滝12:55〜大ナメ滝〜1220m付近左岸枝沢出合13:55/14:15〜小室川谷左岸山道〜小室川谷入り口17:05〜三条新橋P 17:20着〜のめこいの湯〜鳩ノ巣駅解散
※立ち寄り湯:のめこいの湯
◇写真はすべて渓友塾からの提供なので転載転用禁止

4月の補講は大菩薩の小室川谷、「この沢は大菩薩北面の中では悪渓と言われる沢だが、ゴルジュの中にもいくつもの滝を連ねる楽しい沢で、特に雨乞いの滝上の4段大ナメ滝は東京近郊の沢の中でも1、2と言われるほど綺麗な滝」と、塾長の説明でした。長い沢なので前泊になり小菅の某所にてテントで仮眠。

朝起きたらお天気が悪く時折小雨が降る中、泉水谷林道入り口の三条新橋に到着。ここから泉水林道を通り小室川谷出合いまで車で行けるのになんと林道入り口に通行止の看板が・・・・読んでみたら林道の落石防止の金網などが盗まれるので通行禁止にしたと書かれていた。まったく嘆かわしい世の中になりましたね。カギが掛かりびくともしないので諦めてここで支度をして出合いまで歩いていくことになった。ただでさえ遅いのにこれは誤算で帰りが心配だけど仕方ない頑張らねば。

鉛筆入渓前の注意・留意点
この小室川谷から本格的な中級の沢になる
水量が多い。
S字峡と言われるゴルジュでは一箇所空中懸垂になる
へつり高巻きも多く滑りやすいので注意。

泉水林道を20分程歩き出合いに到着小室川谷に入渓、言われていたとおり今までの初級の沢と違い水量が多く谷も広く深い。

1
林道から下り新しい橋を渡り入渓

しばらくゴーロを歩き樋状7mの滝は右を確保して貰い登る。右に崩壊地を見て左からワサビ田跡の枝沢を分け、しばらくは河原歩きですが小滝も出てくる。

2
出てくる滝は水量も多く難しい

深い釜を持った小滝を過ぎるといよいよS字峡、駐車場で会った釣り師さんは私達が小室川谷にはいるというと、その人はS字峡を超えたことがないといい女性で行くなんてと驚いていた。深いゴルジュの中から勢いよく滝のしぶきが上がり迫力満点。

3
S字峡の入り口で・・・ここから緊張のゴルジュ

左を登りテラス状の所からもっと登るのかと思ったらここから懸垂下降で下りる。頼りない残地ロープがあったがバックアップを取り5m程の懸垂ですが途中からハングしていて空中懸垂になる、下降点には深さが判らない釜があって先に下りたIsiさんが引っ張ってくれてなんとか下りられた。

4
距離は短い懸垂でしたが緊張した。

狭いゴルジュの中塾長はもう一本のロープを持ち対岸に渡り、全員が下りたら塾長とMaruさんが確保してくれロープにカラビナを付け徒渉した。水の勢いが強いので慎重に渡る。狭いゴルジュの中を右に左に渡り最後の深い淵は右を高巻き、懸垂で下りたところが松尾谷出合いここでS字峡が終わりました。


S字峡の中、難しいへつりもあり、ルート取りが難しい。


最後は高巻き懸垂で松尾沢出合いに下りる

小滝が続いて深い釜を持った幅広4mの滝を越え崩壊地を過ぎると、CS5mの釜を持った滝。左の壁に残地ロープが掛かっていて塾長が登って確保してもらい登るがホールドスタンスがあまりなく難しかった。そこを過ぎたら広い河原になり石門と言われている岩が出て来た本当に門のようになっている自然の造形は凄い、少し歩くと左にワサビ田跡の枝沢ここで休憩。


右下が石門

ワサビ田跡を過ぎるとすぐに小室の淵と名前のついている深い淵が出て来て、見ていると引き込まれそうな感じ。夏だと泳いで滝に取り付くらしいが私達は左を巻く上から見ても凄く深い。


小室の淵入り口


巻き終わり、上から淵をのぞく

中の沢の出合いでお昼を食べる。2条の小滝を過ぎ幅広4mの滝・樋状の滝・二段ナメ滝と続きどれもみんな釜を持っている雨も降ってきて寒くなってきた。


小室の淵から上も、こんな滝が続く

釜を持った10mの雨乞いの滝左を高巻く、滝上に出ると小室川谷のハイライト4段30mのナメ滝が現れる。お天気がよいとさぞかし綺麗だろうな、3段目までは簡単に登れますが、ここから4段目を登るのが難しく危険とのこと。塾長がMaruさん、Isiさん、Yamaさんに指示し、私には下で確保するように言われた。


左・雨乞い滝 右、4段30mのナメ滝

3人で登り最初のランニングビレーを取ったところで確保する。滝の落ち口に乗り越す所が滑って難しいとのこと。Isiさん、YamaさんがMaruさんを押し上げて無事に滝上に登り確保体勢が取れ、先の2人が登った後に中間エイトで私がランニングを回収しながら登った。滝上に出るところがスタンスもなく滑りやすく難しいが残地シュリンゲがありそれにつかまりながら何とか登れた。ナメ滝は見る分には綺麗で迫力がありますが登るとなると本当に難しいし危険です。


最後の難関

「最終段の登攀は、ぱっと見「本当にこんなところを登れるのだろうか」と思うほど、困難に感じましたが、最後の乗越しの面をよく見ると、滑りそうなスタンスがあり、手で触るとぬめっていましたが「たわし」でよくこすると「ぬめり」も取れて気持ちが落ち着き、スタンスに乗れました。沢では「たわし」は重宝しますね・・・。あと、途中で意外としっかりしたハ-ケンと 残置シュリンゲにランニングがとれます。」とリードで登ったMaruさんの言葉


確保して貰い登ります、滑らないように慎重に慎重に

ハイライトの滝を過ぎ稜線まではまだまだ遠いですが、渓友塾では1220m付近の枝沢で遡行が終わりそこから山道を通り下山します。なかなかはっきりとした山道で歩きやすく、後30分もすれば林道に着くと言うところで山道が大崩壊していて、塾長がなんとか渡ろうと悪戦苦闘していましたが砂状になっていてどうにもならない。仕方なく高巻くことになりロープで確保して貰いながら登りましたが、人が歩いていない斜面は浮き石だらけ!!1人登ることにがらがらと石が落ちてきていきた心地がしませんでした。少しトラバースして懸垂で山道に下りましたがここで一時間費やしてしまった。ほんの数メートルなのに渡れなく、本当に山は何があるか判らない。無事に林道に出て車に戻り、のめこいの湯に何とか間に合い緊張した小室川谷の遡行が終わった。


星------------------ 〔moguのひとり言〕 ------------------------星

しかし、なんだか情けない世の中になりましたねぇ〜
昔では考えられない林道の金網や金具の盗難・・・・
こういう輩がいると林道が閉鎖されみんなが迷惑をこうむるのよね。ノーノー
沢登り教室中級補講 | permalink | comments(2) | -

この記事に対するコメント

山百合子さん、いつも読んでいただきありがとう〜こうやって応援してもらえると、とても励みになります(^^)
mogu | 2008/05/08 2:51 PM
山の本などで読んでいるのと、こうしてmoguさんの言葉と写真付きで見るのとでは、緊張感の伝わり方が違うね。
力を付けているmoguさん素敵です。
山百合子 | 2008/05/08 9:20 AM
コメントする