沢登りブログ

moguの沢登り体験記
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奥秩父・笛吹川東沢釜ノ沢東俣

※遡行日2008・8/16(土)〜17(日)曇りのち晴れ
※遡行場所:奥秩父・笛吹川東沢釜ノ沢東俣
※2万5千地形図:金峰山



※メンバー: 塾長、Sakaさん、Yosiさん、Takaさん、Satoさん、mogu、
※ルート: 16日:塩山駅8:15〜(車)〜西沢渓谷無料駐車場9:20/9:40〜(徒歩)〜東沢10:10/10:20〜(登山道)〜山ノ神11:30/11:40〜東沢入渓〜(遡行)〜釜ノ沢出合い13:20/13:30〜(遡行)〜両門ノ滝14:25/14:40〜東俣遡行〜1700m〜1800m付近河原15:35着(泊)
17日:泊まり場7:25〜(遡行)〜ポンプ小屋9:35/9:45〜甲武信小屋10:00着〜甲武信岳山頂〜甲武信小屋11:30出〜(登山道)〜戸渡新道〜徳ちゃん新道〜西沢渓谷無料駐車場14:35着〜花かげの湯〜塩山駅解散
※立ち寄り湯:花かげの湯
◇写真はすべて渓友塾からの提供なので転載転用禁止

8月の湯檜曽本谷に行くのを楽しみにしていましたが、私達の力量が未熟なため笛吹川東沢釜ノ沢東俣に変更になった。東沢釜ノ沢は関東では有名な沢でガイドブックなどには必ず載っている。実を言うと私も沢登り3回目で釜ノ沢に挑戦したのですが、その時は私が足を引っ張ったため釜ノ沢の出合いまでしか行けず、翌日は雨が降ってきたので撤退し帰りの登山道で滑落したという因縁の沢なのです。今回この釜ノ沢を遡行することによって、自分の今のレベルを確認するようにとの塾長の言葉があり、私にとっても5年前と比べてどのくらい歩けるようになったか確認できる沢になると思います。

今回から軽量化してくるように指示があり出発時に塾長の荷物チェック。私はザックにガチャ類と靴を入れて家で計ったときは12キロでしたからガチャ類を身につけて、共同装備のタープを入れても12キロは超えなかったと思う。日帰りも出来る釜ノ沢なので集合時間も当日、西沢渓谷の駐車場を出発したのが9時40分と少し遅い時間になりました。西沢渓谷の遊歩道から東沢に入渓、前回の鶏冠谷の時よりは水量が少ない。

鶏冠谷を右に分けて河原を歩いていくと右に山の神までの登山道が出て来るのですがここが少し判りづらい。5年前は鶏冠尾根の登山道を登ってしまい1時間時間をロスした。鶏冠谷の登山道には赤布があるので間違えやすいのかもしれません。山の神までの登山道は踏み跡も明確で歩きやすいですがホラ貝のゴルジュの所からの登りがきつい、それを過ぎて下ると山の神の祠の所に出て東沢に下りる。


東沢の水量が少ない

東沢に入渓して河原を歩いていきますが水量が少なく徒渉もらく、5年前は膝くらいの水量でその時の私にはとても厳しかった事を思い出します。乙女のナメ沢を過ぎ東のナメ沢の所でお昼。


東のナメ沢が見えてきました。

西のナメ沢の所は水量が多いとなかなか徒渉が大変で5年前は高巻きしたところ、塾長が一昨年の時も水量が多く他のパーティがここを渡れずに苦労していたと言っていた。


西のナメ沢〜


西のナメ沢と釜ノ沢出合いの間


ここの徒渉水量が多いと難しく、5年前は高巻いたところです。

西のナメ沢を過ぎると程なく釜ノ沢の出合いに到着、5年前に来たときとなんだか様子が違っていて出合いもうっかりすると見過ごしてしまいそう。5年前はここまで時間切れになり、出合いの所でテントを張り翌日は雨だったのでここから元来た道を戻ったのでした。5年前はここまで来るのに時間が掛かり大変な思いをしたので、なんだかあっけなく着いた気がします。5年間で私の経験と体力少しは付いたのかな、でも、5歳年はとっているのですけどね。釜ノ沢の魚留めの滝は左を登りますが、ここのナメはつるつるでとっかかりが少なくなんとか倒木を足がかりに登った。


釜ノ沢最初の魚留めの滝


みんなで協力して左壁を登ります。

上に出ると釜ノ沢を有名にした千畳のナメがはじまる、写真などで何度となく見ていて楽しみにしていましたが、思っていたよりもあっけなく終わってしまた。


千畳のナメ〜秋の紅葉の頃は綺麗だろうな


ナメが終わりナメ滝が出て来た

千畳のナメが終わると小滝が出て来て左を小さく巻く、次の釜を持った7mのナメ滝は右を巻いた、ここのナメは御影石のように磨かれていて滑るので気が抜けません。右に一本枝沢を分けて歩いていくと両門ノ滝、この滝も釜ノ沢を代表する滝だけありとても綺麗です。


千畳の上はこんな感じ、7mの滝は右を巻く


両門ノ滝〜

右の東俣は右側に巻き路が付いているのでそれをたどって登る。正面にトイ状の滝15mが見え右には2:1でマヨイ沢が出て来て、マヨイ沢との間いだにあるカンテ状の所から巻いて登り次ぎの6mの滝は左を小さく巻く両方共に踏み跡が付いている。


両門ノ滝を巻いて滝上に出る。


両門ノ滝の上にあるヤゲンの滝と6mの滝

この滝を過ぎれば広河原と言われているゴーロ帯になり、少し登ると右に3人の人達がテントを張っていた。私達は明日のことを考えてなるべく上に行くことにする。


広河原にはいるといっきに谷は開けてくる。

泊まり場を探しながらゴーロ帯を歩いていくと1750m付近の右岸にちょうど良い所を見つけて今日の泊まり場としました。早速みんなでタープ張り、今回は今までで一番高く綺麗にタープを張ることが出来た。


綺麗にタープが張れてみんな満足〜

薪も河原に豊富にあり軽量化してもビールとお酒は軽量化しないで持ってきたので盛大に燃やした焚き火の前で乾杯。夕方少し雨が降りましたがすぐに止んでくれてホッ、今夜は満月沢の中での満月ははじめです。


満月


※------------------------------------------------------------※

17日も天気が良く6時半頃下で泊まっていた3人の方達が通っていき、私達も7時半に出発。しばらくはゴーロ歩きが続き谷が狭まってきたところで右に8:1で枝沢を分けた先2段20mナメ滝が現れる。


朝一のゴーロ歩きは疲れる


滝が見えてきたら広河原も終わり

右側の階段状の所を登ると正面に二俣。地形図で確認すると正面はH1930の所にある水師沢で本流は右。


滝上に登ると正面に水師沢

本流を遡行して左に崩壊地を過ぎると前方に3人の方達が見えた。そこはH2000の二俣、左の沢には階段状の滝が掛かっている、二俣の支尾根の木には丸いブリキの指導標が掛かっていて矢印は右を指しているが、3人の人達はその支尾根を登って行く。地形図を確認すると水師沢を過ぎてまだ間がないし一本左に水線が入っていたので本流は右と判断して私達は右沢を登る。


水師沢を過ぎるとナメ滝が続く

よくよく地形図を見ると先の3人の人達が登っていった沢は甲武信岳の左に出る沢、まさか間違ったのかな?私の持ってきている「東京周辺の沢」の遡行図にはこの枝沢は出ていないし、家に帰ってきてからヤマケイの「関東周辺の沢登りベスト50」を見てみたらやっぱり遡行図にはこの枝沢は出ていない。踏み跡も付いているしもしかしたらその上にある木賊沢と間違ったのだろうか・・・ガイドブックの遡行図だけを見ていたら間違えやすいところだと思う。

ガイドブックの遡行図は参考程度に見てあくまでも地形図が基本、沢の場合枝沢が出て来たときに必ず地形図と高度計を見て常に自分のいるところを確認する事が大事です。でもふと、これが自分たちで来ていたらどうなったか・・・・何も考えずに先行者の後をついて行ってしまったかもしれないと思った。また先行者の方達は間違ったわけではなく、そちらを選択した可能性もあるのでやはり必ず自分で確認することが大事だと思いました。


3人の人達はここで尾根に取り付いていた、尾根にはかすかな踏み跡もある。

階段状の小滝を登りしばらく行くと沢は倒木に埋まっていて、ガイドブックに書いてある3段30mのスラブ滝は見えません。ここは右の草付きを登りその先正面にガレた木賊沢、左には40mはありそうなナメ滝が出て来た。木賊沢とこの滝の間の支尾根に付いている巻き道を登り沢床に下りナメをしばらく登っていくと左にガレ場が見え正面にポンプ小屋が見えてきた。ここまで来ると沢も開け天気も良く気持ちが良い、ポンプ小屋から登山道を登り甲武信小屋に10時到着。


源頭部


ポンプ小屋に到着〜冷たいお水を飲む


甲武信小屋

時間も早いので荷物を小屋に置き甲武信岳に登りに行くことにする、塾長とSakaさんは登らずに小屋に残って休んでいるということなので4人で出発。甲武信岳の山頂には立派な標識が立っていてそこで記念写真、誰か居るかと思ったら誰も居ないので4人揃って写真は撮れなかった。金峰山に続く尾根が良く見え、あの3人の人達は今頃どうしているかなと思いながら山頂を後にした。


10時半頃山頂に着きましたが誰も居ません

小屋に戻りお昼を食べてから戸渡り新道〜徳ちゃん新道を下山します。徳ちゃん新道を下りているときに雨が降ってきましたが、もう林道近くだったので傘をさしながら下り駐車場に戻った。今回の東沢・釜ノ沢は水量が違うとまた違った難しさだと思いますが、自分としては体力的には余裕を持って登れた気がします。


星------------------ 〔moguのひとり言〕 ------------------------星

実を言うとこの釜ノ沢、5年前のリベンジで来年自分で遡行してみようと思っていた沢でした。今回塾で遡行して遡行図も取れたので、出来たら来年季節を変えてもう一度登ってみようかな〜なんて思うラッキー

もう8月も終わり・・・なんだか早いなぁ〜


沢登り教室中級補講 | permalink | comments(4) | -

この記事に対するコメント

たるさん、こんばんは
ヤブ漕ぎ大変でしたねぇ〜息子さん大丈夫でしたか?

釜ノ沢の上部はけっこう倒木で埋まっていて、本来の滝が見えなかったりしますよね。私も上まで行ったのは初めてで塾長の後を付いていったので間違わなかったけど、自分たちで行っていたら間違ったかも知れないと思いました。とくにあの矢印の看板は紛らわしい。思い返してみると、間違いやすい支尾根を左に見て本流を登っていくと、正面にガレた木賊沢が見えたら左に大きなナメ滝が出て来て、ナメ滝と木賊沢の間の尾根を高巻いてナメ滝の上に出たと思います。水流も細くなり左にガレを見たら正面にポンプ小屋が見えてきました。

たるさんはナメ滝の上に出られなかったのかな?三回続けて違うところに出てしまったのはクヤシイですね。是非検証して何処で間違ったか教えてください。リベンジ出来た報告待ってます。

mogu | 2009/09/12 7:41 PM
moguさま。突然すみません。
今年の夏、中2の息子と東沢に行ってきました。私にとっては東沢だけで6回目ですが、20年前に3回行って、その時は3回とも迷うこと無くポンプ小屋へ出ました。ところがここ2年のうちに行った3回は、今夏も含めてポンプ小屋にたどり着けず、行き過ぎて1回は何と甲武信岳の西側登山道に、2回目は甲武信岳の東側登山道に、そして今夏は木賊谷を登り、稜線を目指したのに、大失敗でなぜかまたまた甲武信岳の東側登山道に。つまり今夏は本来ポンプ小屋に通ずるはずの道?を通り越して、さらに西側へ詰めたというわけです。ものすごい薮コギでした。なぜわざわざ木賊谷を登ったかと申しますと、本流との分岐に、木賊谷方面に行けば甲武信小屋へ行けるという矢印があったからです。今思えば、moguさんおっしゃるところの「支尾根」への踏み跡をチラ見しただけで、木賊谷に踏み入れたことを後悔しています。
というわけで、またそのうちリベンジして、今度こそポンプ小屋目指そうと思っています。こんなにポンプ小屋から縁遠くなってしまって、少し自信喪失気味です。
たる | 2009/09/12 1:55 PM
ぜいぜいさん・・・やっぱりそうでしたか。
あの支尾根には踏み跡も付いていたし間違えやすいところですよね。水線をたどってみると・・・上に行くほど等高線も混んでいるし崖マークも出ているので大変だったと思います。

沢登の地形図は普通の登山するときと少し違います。まず行く沢の所をコピーして、そこに水色の色鉛筆で本流の他に枝沢の水線を入れ標高も入れます。標高は沢線上の100m単位の等高線がまじわる箇所全てに×マークを入れておくと標高も地形図も見やすい。私達は沢登りするときはこの地形図を濡れないようにビニールに入れて、常に見ながら登っていくのですよ。

ところで甲武信岳でワッキーさんに遭遇、でも声をかけられませんでした〜残念。
mogu | 2008/08/29 9:13 AM
実は、その枝沢にまんまとはまってしまったぜいぜい家です。
沢3回目っていう微妙な油断だったのでしょうか、
遡行図重視で行ってしまいました。もちろん地形図も持っていたのですが・・・
枝沢の所でかなり迷って、右の正しい沢の方も偵察にいったのだけど、
3段30mのナメ滝がなかったので、あの枝沢のガレガレが3段の滝と勘違いしました。
ほんとに小尾根に登ると3段になってるんですよ。
だから、あの看板は小尾根に登れのサインかとかってに解釈。
枝沢に入ってから進む方向が違ってきたので、
すぐにここは違うって気づいたのですが、後戻りできない急滝、急斜面の尾根でした。
いま思い出しても恐い…
で、しかたなく道迷いのセオリー通り、沢は下らずでなんとか尾根の弱点を見つけて登山道にでることが出来ました。
その後はもちろん地形図重視です。
人間恐い目に会わないとなかなか学習できないみたい(笑
ぜいぜい | 2008/08/28 9:35 PM
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